肩甲骨に付着する筋肉と症状
「肩甲骨」ってなんぞや?
肩甲骨がどれぐらい重要なのかは以前のブログにも書きましたが → ”肩甲骨の重要性”
肩甲骨は上肢の土台になる部分なので、首肩周囲の筋肉はほとんど肩甲骨に付着しています。
今回は具体的にどんな筋肉が付着していて、どんな症状に影響を及ぼしているのかを、いくつか見ていきましょう!
肩甲骨に付着する筋肉
広背筋
広背筋は骨盤、胸腰椎、肩甲骨下角から上腕骨に付着している筋肉です。
懸垂するときや、ボートでオールを漕ぐような腕を引く動作で働きます。
広背筋は大きな筋肉なので硬くなってしまいますと
腰の痛み、首の痛み、肩の痛み、シビレなどに影響を及ぼすことがあります。
僧帽筋
僧帽筋は後頭骨、脊柱から肩甲骨に付着している筋肉です。
肩甲骨を上下に動かしたり、内側に引いたり回転したりするときに働くきます。
上部繊維は”肩こり”の自覚症状が現われるところです。
僧帽筋も大きな筋肉なので硬くなってしまいますと
腰の痛み、首の痛み、肩の痛み、シビレに影響を及ぼすことがあります。
前鋸筋
前鋸筋は肋骨から肩甲骨に付着している筋肉です。
肩甲骨を前外方に引いたり、肋骨を引き上げるときに働く筋肉です。
前鋸筋はとても大きな筋肉で、猫背に固定されている方は前鋸筋が硬く短縮しています。
首の痛み、肩の痛みに影響を及ぼすことがあります。
小胸筋
小胸筋は胸にある筋肉で肋骨から烏口突起という肩甲骨の前方に付着している筋肉です。
肩甲骨を外側に引いたり、肋骨を引き上げたりする働きがあります。
小胸筋は大きな筋肉ではありませんが、硬くなると巻き肩になります。
首の痛み、肩の痛み、シビレに影響を及ぼす事があります。
肩甲骨の位置は筋肉に依存している
肩甲骨は肩鎖関節という関節で体幹と関節を成しているだけなので、肩甲骨の位置は筋肉に依存していると言えます。
つまり、周りの筋肉の状態によって位置が決まってきます。
正常の位置から逸脱してしまうと、可動域に制限をきたして動きが悪くなってくるので50肩の原因になりえます。
また、肩甲骨と骨盤とは筋膜で密接に繋がっているので、肩甲骨の位置の異常は骨盤の動きにも悪影響になります。
肩甲骨調整の意義
肩甲骨の状態は全身に影響するので、肩甲骨の調整はとても意義があるといえます。
※当院の肩甲骨の調整法は以前のブログをご参照ください。 → ”肩甲骨を限界まで引き剥がす!!”
肩甲骨をしっかり調整すると、肩甲骨周りの筋肉がフワッと緩んでとても楽になります。
当院に来院される患者さんは、色んな治療院に行って「肩甲骨が硬すぎて指が入らない」と言われた方でも大丈夫です。
どこに行っても改善しない方は、当院にお任せください!
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