仰向けで寝られない腰痛の原因とは?

腰痛の患者さんに日常生活のことを伺っていると
『仰向けでは腰が痛くなるから寝られません』と訴える方が結構多くいます。
睡眠は身体の回復にとって、とても重要ですので質のいい睡眠を得るために
どんな寝方でもリラックスしていられるようにする必要があります。
今回は、特に多い 『仰向けで寝られない』原因について考えてみましょう!
なぜ、仰向けになると腰が痛くなるのか?
骨盤が前傾している
左のイラストを見ると骨盤が前傾しているのが解ると思います。
骨盤が前傾してしまうと、バランスが崩れるだけでなく
腰痛、肩こり、頭痛など様々な不調を引き連れてきます。
そして、骨盤の前傾が強くなると反り腰になってしまいます。
この反りがあると、仰向けで寝たときに隙間ができてしまいます。
この隙間は、正常な人で指一本入るかどうかぐらいだと言われているので
もし、軽く手が入ってしまう様だと、反り腰になっていると思われます。
骨盤を前傾にして反り腰を作ってしまう原因
骨盤の前に付いている筋肉が骨盤を前方に引っ張ってしまう筋肉が原因です!
骨盤を前方に引っ張る筋肉
腸骨筋
腸骨筋は股関節を曲げる際に働きます。
大腰筋とセットで腸腰筋と呼ばれていますが、単体のとして考えた方がいい筋肉です。
私たちの身体を制御する上で欠かすことが出来ない部分で、臨床的にも重要な筋肉です。
大腿四頭筋
大腿四頭筋は腿の前側にある大きな4つの筋肉で
股関節を曲げたり、膝を伸ばしたりする働きがあります。
腸骨筋と大腿四頭筋が短縮するとどうなるか?
この2つの筋肉が短縮して伸びなくなっていると、仰向けで足を伸ばした場合、
筋肉が伸ばされる状態になるために痛みを感じてしまうのです。
だから,応急処置として股関節を曲げて膝を立てた状態にしてあげると、
2つの筋肉が緩み、反り腰も軽減するので仰向けでも腰に痛みを感じなくて済むようになります。
仰向けで寝れない反り腰の方は・・・
仰向けで寝た際に、腰の隙間が広い方は
腸骨筋と大腿四頭筋を調整して緩める必要があります。
また、反り腰を軽減するために、大腰筋という筋肉の調整も必要になります。
更に、腹横筋という筋肉の収縮を促してあげると尚、反り腰を軽減できるので
当院では腹横筋のエクササイズもお伝えしています。
※かがむと腰が痛い方はコチラ↓
当院の施術について
当院では、あくまで症状の原因に対して治療をしていきます。
そのために身体の異常と正常を見分けることが必要になります。
今回の記事でいえば、大腰筋や腸骨筋、大腿四頭筋が緊張していたケースですが、更に深堀りして、この原因を特定する必要があるわけです。
例えば、胸椎や腰椎の椎間板の異常だったり、上部頸椎の異常などがあります。もちろん、原因は人によって全く違いますので、これはほんの一例に過ぎません。
原因を特定したら、そこが回復できるように施術をするだけです。
本来持つ生体の回復力を促していく治療法になりますので、身体に負担のかかるようなマッサージや矯正等は一切致しません。
施術後は回復力が高まったことが、筋力の向上やバランス状態からも明らかに実感できます。
☆本当に正しい治療をした場合の変化について知りたい方はコチラを↓をご覧ください。
どこに行っても改善しない腰の痛みでお悩みの方は、当院にお任せください!


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