『肩甲骨はがし』の重要なポイントを大公開!
肩甲骨を調整する必要性
まずは、本題に入る前に『肩甲骨はがし』をする意義について説明していきたいと思います。
肩甲骨は上肢の土台
肩甲骨は上肢帯の土台部分に相当します。
建物で言えば、”基礎”にあたるところなので、ここがしっかりしていないと
どんなに頑丈な柱を立てたとしても、不安定な欠陥住宅で住むことが出来ないモノなってしまいますよね。
肩甲骨も同じで位置が歪んでいたり、硬くなってしまうと、身体全体に波及して、他の部分をいくら調整しても
すぐに症状が戻ってしまうというカタチになってしまいます。
上肢帯(肩帯)というのは、上腕骨以下の自由上肢骨を体幹の骨に結びつける帯の役目をする骨の総称で、鎖骨と肩甲骨とからなる。 上肢帯は系統発生的には若干の置換骨(内骨格性の骨)と若干の結合組織骨(皮骨性、すなわち外骨格性の骨)とからできる。 ヒトでは、置換骨としては肩甲骨のみがあり、皮骨性骨としては鎖骨のみがある。 Weblio辞書より抜粋
肩甲骨は、骨性の連結をしているのは鎖骨のみ(肩鎖関節)なので
その分、肩甲骨は非常に可動性が高い構造になっています。
また、首、肩にある筋肉のほとんどが肩甲骨に付着していて、種々の筋肉でうまい具合にバランスをとって
位置や可動性が保たれるように調節しているのですが、同じ姿勢で長時間いたり、痛みのために均衡が保てなくなってしまうと
肩甲骨の位置がズレて、可動性が低下してしまいます。
そうなると、肩甲骨は筋膜上、骨盤と連動しているので、骨盤の可動性も低下してしまうのです。
だから、肩甲骨を調整することは、肩こりや、首の痛みだけでなく、腰痛や坐骨神経痛のしびれにも必要な調整になることが多くあります。
※ロングトラクトサイン・・・神経の絞扼があると離れた所に症状を出すこと
肩甲骨のどの部分を調整しなくてはいけないのか?
ご存知の通り、人間の身体を動かすのには筋肉が必要ですが、
構造的に筋肉の走行が重なる部分に筋硬結(筋肉のこり)が出来やすくなりなります。
多くは、筋硬結が可動域を狭くしたり、痛みを引き起こしています。
ですので、肩甲骨を剥がしをしていくにあたって、筋硬結をしっかりとリリース(解放)するとういう目的があります。
前置きはここまでにして、そろそろ、本題の『肩甲骨はがしで重要なポイント』を公開していきましょう!
それは・・・
ズバリここです!!
↓
ここは肩甲骨下角という部分です。
肩甲骨下角は、広背筋、前鋸筋といった大きな筋肉が交わるので筋硬結が出来やすくなります。
だから
この肩甲骨下角部分をしっかりリリースして剥がす必要があるんです!!
そうすれば、肩甲骨の可動性だけでなく、胸椎や骨盤の可動性も向上するので
首肩まわりの異常だけでなく、背部や腰の痛みや手足のシビレ等の症状にも劇的に変化が見られる事が多くあります。
当院では、私が必要だと判断した場合は
患者さん自身で簡単に行える肩甲骨下角のセルフメンテナンスを宿題を出させていただいていますので
肩甲骨の可動性をキープ出来るようにしていただいています。
どこに行っても改善しない痛みでお悩みの方は当院にお任せください!
エフカイ整体院 院長 茆原陽志
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