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2020年3月19日 / 最終更新日 : 2020年6月5日エフカイ整体院　院長　茆原陽志新型コロナウイルス

【新型コロナウイルス対策】免疫力を高めるために必要なこと

２０２０年４月現在、新型コロナウイルスが世界中に猛威をふるい続けており、今後、経済もかなりの影響を受けていくと言われています。

様々な情報が飛び交う中で、マスクやティッシュを買いしめる方たちもおりますが、私は『本当にしなくてはならないことを見極める必要に迫られている』と感じています。

感染の拡大を止めることは人為的にはもはや不可能ですし薬もありません。

では、新型コロナウイルスに対して、我々にできることは何があるのでしょうか？

そのためには、感染して重症化する人と感染してもほぼ無症状の人もいるのは何故かを考える必要があります。

その違いは自己免疫力の差によるということです。

自己免疫力というのは、【身体に何かしらの物質が侵入した際に、それをやっつける兵隊たち】です。常にこの兵隊が常備して、一定の健康状態を保つために目を光らせていますが、現代の生活において除菌や抗生物質の多用により、兵隊が弱体化している人が急増してると言われています。

しかし、新型コロナウイルス騒動をきっかけに、自己免疫力を高めることがどれほど重要なことなのかを理解し実践する必要があります。

そこで自己免疫力を高めるために必要な理解と、誰でも今から直ぐにできることを説明していきます。

しっかりやっていけば、一ヶ月でもかなり免疫力がアップする方法なので、是非実践してほしいと思います。

自己免疫力を高めるには腸内環境を整える

免疫に関与している臓器には、脾臓、胸腺、肝臓がありますが、その中でも『腸』がとても重要な臓器です。

腸と聞くと、ただの消化吸収の機関という印象かあるもしれませんが、腸の働きは消化吸収だけではなく、免疫、造血といった生命維持に最も重要な役割を担っています。

近年の医学の発展により、脳と腸の相関関係が証明されましたが、神経細胞も脳に匹敵する数があるのも腸だけです。むしろ、腸が脳を支配しているとも言われています。

腸には約２０００種で１００兆個の微生物が存在しており、これは地球人口の１５００倍になります。私達の身体の中で完全に共存しているといえます。この腸内の微生物どうしのパワーバランスを整えることがいわゆる『腸内環境』のことであり、恒常性(ホメオスターシス)を保つにはに必要です。

それでは次に腸内環境を整えるために、今すぐできることを挙げていきます。

腹八分目ぐらいにする習慣にし、必ずお腹が空いている時間を作るようにしましょう。

毎日、お腹いっぱいに食事をしていれば、腸は消化吸収に働きづめになってしまうので、疲弊していると思って下さい。

特に腸の長い日本人は肉を消化するのは不向きで、数日間、腸内にとどまるので腐敗しやすくなります。また、そういった毒素が血液に乗って体内を巡り続けてしまうのです。前述した”食べすぎない”と同様に、腸が疲弊するだけでなく、血液の状態も悪くなります。

よく噛むことで唾液が分泌され食べ物と混ぜ合わされますので、消化吸収の効率がよくなり、腸への負担が減ります。子供の頃に言われたことがありますが、非常に重要なことです。

夏場の暑い季節は冷たい飲み物を飲みたくなるものですが、ほどほどにすることを推奨します。できるだけ常温に近いものを口にするといいでしょう。お腹を直接冷やしてしまえば、腸の働きも悪くなります。

味噌、醤油、漬物、納豆といった日本人には馴染みのある発酵食品を摂るように心がけて下さい。腸内の微生物のバランスを整えるには、日本食は最高の食事です。先人の叡智が詰っていますので、この恩恵を授かりましょう。

旬の野菜というのは、その時期に身体が必要な栄養素を多く含むものばかりなので積極的に摂るようにお勧めします。また、可能であれば有機野菜がいいでしょう。有機野菜には有用菌が住みついているので、腸内の微生物にいい影響を与えます。

食品スーパーに行けば、季節関係なく一年中、野菜がありますが、旬の野菜を摂ることを特にお勧めします。

結構かんたんにできることを中心にざっと挙げてみましたが、いかがだったでしょうか？

それほど難しいことではないと思います。

私達ができることは、もし新型コロナウイルスに感染したとしても、ウイルスに負けない身体にしていればいいのです。

もちろん、今回の新型コロナウイルスに限ったことだけではありませんが。

むしろ、今までの薬に頼りきって自己免疫力を弱体化させていたことや、過度な除菌といった考え方を改める良いタイミングなのかもしれません。

このコロナ騒動をきっかけに、みなさんが身体のことを見つめ直すチャンスになればいいのではないかと感じています。

腸を整え自分整えて下さい。

柔道整復師の国家資格取得後、整形外科、接骨院勤務を経てエフカイ整体院を開業。国内のみならず、国外にも技術研磨に足を運ぶ。誰もが本来持っている、生体の回復力に注目し、真の治療を追求し続けている。