【必読】椎間板ヘルニアの手術をするその前に
病院(整形外科)で椎間板ヘルニアの診断を受けられたかたで、お医者さんに「もう手術しかない」と言われ、「どうしたものか・・・」とお悩みでしたら、椎間板ヘルニアの症例も混じえて説明していきますので、後々、後悔しないように、この記事を最後までご覧になってから、椎間板ヘルニアの手術をするかどうかを決めてくださるとよろしいかと思います
椎間板ヘルニアと診断された50代女性患者さん
5年来の腰痛で半年前から 坐骨神経痛の症状が、ふくらはぎにシビレとして出始めていました。
3年前から通院している整形外科ではブロック注射と運動療法で筋トレをしていたが
シビレが増悪したために、治療院を探していたところホームページで当院を発見して頂き、来院されました。
⚠参考記事:『坐骨神経痛がブロック注射で増悪したケースの改善例』
医師に「手術しかない」と言われた
こちらの女性はお医者さんに椎間板ヘルニアの手術を勧めらて悩んでおられました。
この記事を書いている私も整形外科勤務時代に、椎間板ヘルニアで手術した患者さんを数多く診てきましたが、正直に言って予後は良くない方ばかりでした。
まれに、椎間板ヘルニアの手術で状態がよくなった患者さんもいましたが、しばらくして再発するケースも多く、椎間板ヘルニアの手術はとてもお勧めできたものではないというのが、率直な私の印象です。
⚠椎間板ヘルニアを深堀りしたい方こちらの参考記事を御覧ください。↓
椎間板ヘルニアの手術前に最低限これだけは知っておいて下さい
椎間板ヘルニアの手術はをする前に、あなたはこの事実を知っていますか?
「腰痛診療ガイドライン」(日本整形外科学会・日本腰痛学会 2012年)によると『原因がない腰痛の85%は診断が困難』と記載されています。
これは今日において、日本の整形外科医は、『腰痛を訴える85%の患者さんは、原因がよくわからない』といっていることになります。
整形外科での診断はレントゲン等の画像診断がメインです。
つまり、『画像上の問題(椎間板ヘルニア等の脊柱の異常)と実際に患者さんが訴える症状の因果関係は定かではない』ということになります。
この事実を知れば、椎間板ヘルニアの手術をせっかくしても改善しない患者さんが多くいる理由です。
では次に、椎間板ヘルニアと診断された方に共通するポイントを説明していきます。
そり腰
椎間板ヘルニアと診断された患者さんの姿勢をよく診てみると、そり腰になっている方がとても多いのに気がつきます。
そり腰というのは、上記の画像のように腰の骨(腰椎)が前に反ってしまっている状態のことです。
この過剰な前弯を改善することで、椎間板ヘルニアと診断された方でも、坐骨神経痛の症状が消失するケースが非常に多く事実としてあります。
では次に、そり腰になる原因について説明していきます。
そり腰に最も影響を及ぼす筋肉とは
それは大腰筋という筋肉です。
上記の画像を見たら想像しやすいかと思いますが
腹部にある大腰筋が硬くなり縮こまってしまうと、腰椎が前に引っ張られれるような状態になるのがイメージしやすいとおもいます。
ちょうどお腹を突っ伏した状態とでもいいますでしょうか。
この大腰筋をしっかり緩めあげて、そり腰を改善していくと坐骨神経痛の症状が途端に消失するのを数多く経験しています。
もし、この大腰筋が硬くなっているのが原因で症状が現れているのであれば、手術は全く意味がないことになります。
これで手術をしていたらと思うと、ゾッとするのは私だけでしょうか・・・
⚠坐骨神経痛の症状が3ヶ月以上続いている方はコチラの記事をご参考下さい↓
※【坐骨神経痛】正しい治療と間違った治療の判断基準はコレです! ~前編~
※【坐骨神経痛】正しい治療と間違った治療の判断基準はコレです! ~後編~
【まとめ】椎間板ヘルニアの手術は必要ない
1.必ずしも椎間板ヘルニアが原因でシビレがあるわけではない
2.反り腰が原因になることが多い
3.大腰筋を緩めると症状が軽減または消失することがある
椎間板ヘルニアで手術を勧められているけど手術はしたくない方は、当院にご連絡下さい。
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