【重篤な副作用】それでもロキソニンを飲み続けますか?
『ロキソニン』に重篤な副作用が判明した
我々の生活に最も浸透しているといってもいい『ロキソニン』ですが、今さらながら、新たに厚労省から”ロキソニンの重大な副作用について”の発表がありました。
解熱鎮痛剤として広く使われている「ロキソニン」の使用上の注意に、
「重大な副作用」として小腸・大腸の閉塞・狭窄などが追記されることになったというニュースが、ネットで話題になっている。
厚労省の通知によると、小腸・大腸の狭窄・閉塞の重篤な症状は、ロキソニンの副作用として「まれに」起こることがある。
そのため、もし吐き気・嘔吐、腹痛、腹部膨満等の症状があらわれたら「直ちに医師の診察を受ける」べきだということ。
しかし、こういった厚労省が発表したロキソニンの副作用以外にも、ロキソニンを服用し続けることの弊害についてもしっかり理解しておく必要がありますので、この機会に私の見解を説明していきます。
ロキソニンは最もポピュラーな鎮痛剤
当院に来院される前に、病院(整形外科)を受診されていた方達に共通しているのが、今回の記事のテーマである『ロキソニン』です。
当院では、初診時の問診の際に現在服用中のお薬を伺い、可能な限り、断薬の方向で治療を展開させていただいていますが
長期間、服用している方の中では、「痛み止めを飲まないと痛くなるかもしれないから怖い」とおっしゃる方もいます。
しかし、私に言わせると”痛み止めを飲み続けているから治らない”あるいは”治りにくい”と考えています。
理由は、ロキソニンが効くことで”身体が治る方向に向いていかない”からです。
本来、私たちの身体は自己治癒能力の塊なのですが、ロキソニンのような痛み止め等のお薬を飲むことで、痛み感覚は鈍麻になり感じなくてすみますが
その分、身体は痛みを認知しないため、無理な動きを可能にさせてしまい、治癒のための必要な休息が出来ず、結果として自分の治癒力で治せなくなります。
また、ロキソニンを飲めば、必ず体内でその成分を無毒化して排泄しなくてはいけないので、排泄を促す内臓に負担が、かかり続けてしまいます。
長期間、ロキソニンを服用している方に共通することは肝臓や腎臓に疲労の所見がみられることが多く、実際に、肝臓疲労のせいで腰痛や右肩のコリがある方も多くいます。
ある方は、内臓の調整とロキソニンを断薬をしただけで、たった2週間で10年来の右肩の痛みが消失たこともあります。
ロキソニンを服用し続けるということは、下記のような『負のループ』に陥ることになりかねません。
あなたは、この様な負のループにハマってはいないでしょうか?
もしあなたがこのループにハマっているようであるなら、今からでも遅くはありません。
かかりつけのお医者さんに相談してみてはいかがでしょうか?
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ロキソニンを服用されている方に多い症状
ロキソニンの副作用とまではいいませんが、ロキソニンを長期間服用している方に共通している症状で最も多いのは、『横隔膜裂孔ヘルニア』です。
横隔膜裂孔ヘルニアというのは、食道が胃に移行する際に横隔膜裂孔を通過するのですが、そこで、胃の上部がせり上がり、横隔膜の上方でヘルニア(でっぱり)をおこすことです。
横隔膜裂孔ヘルニアがあると、逆流性食道炎や胸焼け、胃痛といった症状がでることが多いのが特徴です。
現在、ロキソニンを服用されているのなら・・・
ロキソニンを処方される際に、胃に負担がかかりやすいという理由で胃薬と一緒に出されることがほとんどですが
まだ報告数は少ないものの、小腸・大腸の閉塞・狭窄などの重大な副作用の可能性が示唆されたことで、今まで安易に服用してきたロキソニンとの付き合い方を変えてみるいい機会かもしれません。
また、ロキソニンの副作用のことだけでなく、【日本の人口は世界の2%に過ぎないのに、世界の薬の40%を日本人が服用している】という事実を踏まえて、『本当の健康のあり方』について考え直す必要があると思うのは私だけでしょうか?
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