【藤沢の整体】あなたの慢性症状は痛み止めが原因かもしれません・・・
長引く慢性痛でお悩みの方のために、ロキソニン等の痛み止めやシップがもたらしている実情について、今回は書いていきたいと思います。
普段、何気なく使っている痛み止めやシップが新たな病気を引き起こしています。
今現在、痛み止めを服用していたり、毎日シップを張り替えているという方は必ず読んで下さい!
体はいつも治りたがっている
何か症状があって体調が悪い人は「つらい症状が嫌だ」「症状が体を悪くさせている」とお考えになるので、「何よりもこの症状の苦痛から早く逃れたい」という気持ちになります。
病気と正しく向き合うためには、まずは病気に伴って現れる症状について正しく理解する必要があります。
痛み、熱、下痢、吐き気、だるさなどの不快な症状は、すべて体が治ろうとしている治癒反応であり、悪者ではありません。
痛みによって患部を安静に保つことができるし、熱によってウイルスを死滅させるし、下痢によって腸内を綺麗に一掃してくれるし、だるさを感じることで、体を動かせなくさせて休養をとろうと促してくれています。
また、体が治ろうとするときには、副交感神経が優位になることで、血管を拡張させて血流をよくして傷ついた組織を修復します。このときにプロスタグランジンというホルモンが動員されます。
プロスタグランジンの3つの働き
プロスタグランジンは治癒というゴールのために3つの働きをしています。それは、「血管拡張」「知覚神経を過敏にして痛みを起こす」「発熱」の3つです。一般的にどれも不快なイメージを持たれるかもしれませんが、この修復のプロセスを経なければ治癒は得られないのです。
次に、治癒に必要なプロスタグランジンが痛み止めを服用するとどうなってしまうのかという部分の説明をしていきます。
痛み止めは血流を止めて組織破壊を促す
現在、痛み止めは腰痛、頭痛、膝痛、関節痛、生理痛、歯痛などあらゆる痛みに使用されていて、どの家庭にも常備されているぐらいポピュラーになっています。
大別すると、「アセトアミノフェン」「非ステロイド系」「モルヒネ」がありますが、整形外科の疾患において処方されることの多いロキソニンやボルタレンが非ステロイド系になりますので、そちらについて説明していきます。
痛み止めの代表的な成分は「アスピリン、インドメタシン、ケトプロフェン」などであり、これらは体内でプロスタグランジンの産生を抑える働きがありますので、痛み止めを服用すると知覚神経が麻痺するので痛みは和らぎます。痛みなどの症状のそもそもの原因は血流障害があるのですが、これもプロスタグランジンの働きを抑えてしまうので、血管が閉じて血流障害はさらに悪化してしまいます。
血流障害は全身の細胞の活力を奪ってしまいますので、様々な病気を招いてしまいます。また、冷えやめまい、頭痛、腰痛など併発させることも多くあります。
長期服用すると・・・
長期服用に伴って、自律神経のバランスも乱れていきます。プロスタグランジンには交感神経の働きを抑える作用もあるので、プロスタグランジンの産生を抑える痛み止めによって、交感神経が優位になっていきます。この状態が継続すると、リンパ球が減少→免疫力の低下 という最悪のサイクルに入ってしまうのです。
痛み止めによって引き起こされる病気
自律神経のバランスが崩れてしまうので様々な病気を引き起こします。もし、痛み止めを常用していて、次のような症状がある方は医師に相談してみることをお勧めします。
血圧が高い
交感神経が緊張していると血管は収縮します。血管が絶えず絞られて血圧が高くなります。
血糖値が高い
交感神経の緊張によってアドレナリンが分泌され、これが血糖値を上昇させるグルカゴンというホルモンの分泌を促します。
手足の冷え
血流障害が起こることで末梢まで血液が届かず手足がいつも冷たくなる。
婦人科疾患
冷えてしまうことで骨盤内の血流も悪くなるので、子宮内膜症や卵巣嚢腫といった疾患に羅患しやすくなる。
最後に
今回の記事はテレビの医療系番組のような大げさなことではなく、かなり多くの方が該当していると日々感じているので書きました。
もし痛み止めやシップを常用しているのであれば「なぜ自分が痛み止めやシップを使っているのか」考えてみて下さい。
病院で処方されたから?
それが一般的な治療法だから?
痛みを和らげてくれるから?
痛み止めやシップは血流障害を低引き起こすことで症状を感じにくくさせているということを理解されたと思います。
私達の身体は細胞の集合体です。細胞間での情報のやり取りをするのに血液が使われており、それによって生命を維持しています。
そのためには血流障害を起こしてしまっていいはずがありません。
本当に正しい情報を得ようと思えば、いくらでも得られる便利な時代ですので、自分の体は自分が責任を持って守るようにして下さい。
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