2年間コルセットが手放せなかった女性

2年前にぎっくり腰をしてからコルセットが手放せなかった・・・

この患者さんは、2年前にぎっくり腰をしてからというもの、慢性的に腰痛になっており

数カ月前からは、『1日に何度も転んでしまう』といった症状に悩まされていました。

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親の介護もしているので、『いい加減、この腰痛をどうにかしたい』ということで当院に来院されました。

何をするにも何処に行くにもコルセット

お話を伺っていると

『痛くなるのが怖くて2年間コルセットを外したことがない』と言っていたので、

骨盤周囲を見てみると、やはり、コルセットで固めてしまっていたせいで、

仙腸関節の可動性が悪くなっていて、股関節の筋肉も硬くなっていました。

仙腸関節

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姿勢は前傾姿勢で腰を丸めている状態です。

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これでは、股関節が曲がったままで筋肉の収縮が起きていません。

幸いな事に、筋力低下はあるものの、さほど酷くはなかったので

問診のときに『徐々にコルセットは外していきましょう』とお話させていただきました。

筋肉を緩めて本来の長さに戻すと・・・

筋肉というのは”正常の長さにすると、本来もっている筋出力が発揮できる”という性質があります。

つまり、筋肉の硬さ(筋緊張)を緩めてあげると、力がしっかり入るようになるのです。

 

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今回の患者さんの施術では腰以外の短縮や伸長された筋肉を数回に渡って施術した結果

コルセットは卒業することが出来ました。

筋肉が硬くなる原因は2つある

ここで注目してほしい事は、硬く筋緊張が起きている筋肉には

縮んだ筋肉』と『伸ばされた筋肉』2パターンがあるということです。

触った感じでは、両者とも緊張して硬くなっていますが、特徴は以下のように異なっています。

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身体全体を診て、筋肉の状態を判断し調整していかないといけません。

そして、筋肉を本来の長さに調整してあげることで筋力を最大限発揮できるようになります。

だから、よく高齢者にありがちな、「力が弱い・入りにくい」という症状でも

第一選択として、すぐに筋トレをするのではなく

まずは、筋肉をしっかり緩めて、正しい長さに戻してあげることが先決です。

 

その後に、正常可動域を使って筋トレを行ったほうが効果が期待できます。

今回の患者さんも、自宅で簡単に行える筋トレを少しずつやってもらっています。

※椎間板ヘルニアや脊柱菅狭窄症などの診断を受けた方はコチラ↓

あなたは診断名に惑わされてはいけません!

最後に・・・

コルセットを使い続けていても根本からの改善は出来ません。

長く使えば使うほど、筋肉や関節の機能が低下してしまう恐れがあるので注意してください!!

 

どこに行っても改善しない、腰痛でお悩みの方は当院にお任せください!

エフカイ整体院 院長 茆原陽志

 

 

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柔道整復師の国家資格取得後、整形外科、接骨院 勤務 を経てエフカイ整体院を開業。国内のみならず、国外にも技術研磨に足を運ぶ。誰もが本来持っている、生体の回復力に注目し、真の治療を追求し続けている。

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