腰痛改善はお腹の筋肉を「どこまで深く緩められるか」だったりします

腰痛に重要なお腹の筋肉を説明

『腰痛は〇〇が原因』といったフレーズを聞くことが多いと思いますが、その中でもポイントを絞っていくと、今回の記事の内容でもある『お腹の筋肉』が、腰痛改善には最重要であることはご存知でしょうか?

もしあなたが、腰痛を患っているのであれば、この記事の内容は必見です。

腰痛の方はお腹が硬い!?

今までに、のべ何万人と腰痛の方を施術してきていますが、ほとんどの方に共通しているのが、『お腹の筋肉が硬い』ということです。

その中でも、腰痛や坐骨神経痛を症状を患っている方にみられやすい腹部の特徴についてご説明していきます。

お腹の画像

呼吸が浅い

足にシビレがある重症の腰痛の方は横隔膜も縮こまってしまい、胸郭の可動性を制限し、呼吸が浅くなっている方がとても多いいです。

呼吸というのは生命活動において、最も重要な部分であることは誰もが知っているかと思います。

深い呼吸ができないと、全身に酸素供給がいかなくなり、細胞レベルでの活動が低下してしまいます。

当然そうなると、代謝も下がり、様々な循環が滞ることになるのです。不健康な方、回復力が低い方は、共通して呼吸が浅くなっていることが挙げられます。

大袈裟でなくそれぐらい呼吸というのは重要なのです。

※呼吸についての記事は↓をご覧ください。

呼吸の重要性画像

なぜ呼吸が浅くなってしまうのでしょうか?

それは、お腹の深部を走行する大きな筋肉である大腰筋と横隔膜が連結しているので、このようなことが往々にして起こります。

横隔膜の機能が低下する要因は様々ありますが、今回はお腹にある大きな筋肉である大腰筋にフォーカスしていきましょう。

大腰筋

お腹には”大腰筋”という大きな筋肉があります。

腰椎という腰の骨から骨盤をまたいで股関節の内側に付着しています。

腰痛の原因になるお腹にある大腰筋

見ての通り大きな筋肉なので、姿勢の制御にとても影響します。

姿勢が悪く猫背の方は、大腰筋が緊張しているので、自分が猫背だと解っていても、

引っ張られてしまいますので、どうしても姿勢が悪くなってしまいます。

この大腰筋を調整しないことには、猫背がよくなることは難しいといえるでしょう。

椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、脊柱管狭窄症の方は大腰筋が緊張している

椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、脊柱管狭窄症と診断された方も、ほぼほぼ大腰筋が板のように硬くなっています。

大腰筋が硬くなっていれば「仰向けで足を伸ばして寝られない」と訴える方が多くいるので、これが1つの指標になります。

大腰筋は一度硬くなってしまうと容易に緩んでくれない筋肉なので、施術で緩める必要があります。

ただ、とても深部にある筋肉なので正確に治療するには高い技術が求められます。

直接、グリグリとマッサージする方法もありますが、残念ながら直接マッサージではあまり効果は得にくい筋肉なのです。

⚠腰痛でお悩みで仰向けで寝られない方の参考記事↓

『仰向けで腰が痛くて寝られない』

大腰筋が緊張しているとココが硬くなる!

大腰筋は深部にある筋肉なので、ご自身でチェックするのが難しいのですが、

この部分を調べてみると、大腰筋の大体の状態がわかります。

膝裏の内側

膝裏の内側の位置

もしあなたが膝の裏の内側の↑を押してみて痛いのであれば大腰筋の緊張が疑われます。

ほぼ全員、硬くなっていますがココを押してみて痛みがあるかどうかが一つの指標になります。

もし、あなたが膝裏の内側が押して痛いのであれば、大腰筋に異常があるかもしれません・・・。

大腰筋が硬くなると首にも影響が現れます

筋肉は筋膜に覆われていて、隣接する筋肉と連結しながら繫がっています。

ですので、大腰筋が硬くなると首の動きが悪くなったり、痛みや手に痺れの症状が現れることもあります。

こうなると、肩こりが酷かったり、肩が挙上できなかったりするわけです。

だから、腰痛の方に共通しているのが、巻き型であり、肩こりをはじめとした、首肩周りの状態も良くないことが多くあるのです。

大腰筋を溶かすほど緩める!

当院の筋膜の繋がりを使って治療をすると、板のように硬くなってしまった大腰筋を

バターがホットケーキの上で溶けるように、どろっどろに大腰筋を溶かしていきます。

筋肉もバターのように溶かすイメージ画像

 

って言っても無くなっちゃうわけではありませんので安心してください(笑)

あくまでも溶かすように緩めていくだけなので存在はしています。

特に、重症の坐骨神経症状が出ている椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の患者さんは

大腰筋を溶けるほどグニャグニャに緩めないと、足のシビレや腰の痛みに変化が現れないことが多くありますので

しっかり深く緩めるスキルが必要になります。

また、大腰筋を治療すると股関節の可動性や、首の痛み、膝の痛みにも変化が見られることが多いです。

※横隔膜と内臓機能のセルフエクササイズはコチラ↓

深呼吸を楽しむ女性

どこに行っても改善しない腰痛の原因はお腹にあるかもしれません

どこに行っても改善しない腰痛の原因は、大腰筋や横隔膜あたりの硬さが原因かもしれません。

もし、あなたが腰の痛みでお悩みで

「仰向けで寝ると痛む」

「膝裏の内側を押すと痛い」

「首も動かしにくい」

などの所見が見られるのなら、溶かすほど大腰筋を緩める必要があるかもしれません・・・。

☆3ヶ月以上、坐骨神経痛が続いている方はコチラ↓の記事もご参考ください。

※坐骨神経痛の方が必ず知っておくべき事

※正しい治療と間違った治療の判断基準はコレです! ~前編~

※正しい治療と間違った治療の判断基準はコレです! ~後編~

どこに行っても改善しない腰の痛みでお悩みの方は、当院にお任せください!

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柔道整復師の国家資格取得後、整形外科、接骨院 勤務 を経てエフカイ整体院を開業。国内のみならず、国外にも技術研磨に足を運ぶ。誰もが本来持っている、生体の回復力に注目し、真の治療を追求し続けている。

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