【必見】横隔膜と内臓機能を自分でコントロールする方法
横隔膜とは・・・
横隔膜というのは、胸郭下口の周りから起こるドーム状に胸腔内を覆っている膜状の筋肉の事で、位置的には両肺と心臓の下で肝臓の上にあります。
横隔膜の収縮によって、胸腔を拡げるので腹式呼吸の際に大きな役割を果たしています。
横隔膜と繫がる筋肉
横隔膜は大腰筋と腰方形筋と完全に連結しています。
大腰筋と腰方形筋といえば、腰痛に関わってくることが、かなり多い筋肉ですので
横隔膜の状態は腰痛と、密接な関係になると言えます。
横隔膜を堺に
横隔膜を堺に肺や心臓が入っている胸腔と、胃や肝臓などの臓器が入っている腹腔とを分けている境界線の役目があります。
横隔膜に硬さが出来てしまうと、腹腔内のスペースが狭くなってしまうので、下垂し内臓を圧迫してしまいます。
圧迫された内臓は正常な位置からズレたり、硬くなったりしてしまい、膜で繫がる筋肉にも悪影響を及ぼします。
挙句、内臓機能も低下してしまいます。
内臓機能が低下すると、原因不明の「身体のだるさ」や「皮膚の異常」などが現れます。
なかなか改善しない腰痛や背中の痛みも内臓が影響していることが多くあります。
自覚症状が出にくい
内臓機能の低下は自覚症状が出にくいので、初期段階ではほとんどの人は体調不良の原因に気づきませんが、呼吸を確認してもらうと深く息を吸うことができなくなっています。
その状態が進行すると内臓疾患(病気)へと移行する事が多いので注意して下さい。
意識的に呼吸で横隔膜を収縮させて内臓機能を上げる!
脳幹にある呼吸中枢が、自律神経の調整を受け、肋間筋と横隔膜を収縮・弛緩させて呼吸運動を制御しています。
※自律神経とは?
自律神経は、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために、24時間働き続けている神経です。
体の活動時や昼間に活発になる交感神経と、安静時や夜に活発になる副交感神経があります。
呼吸というのは、吸気は交感神経によって調整され、呼気は副交感神経によって調整されています。
そして、内臓は副交感神経によって活動が促進されるので、呼気を利用することで、自分で内臓機能をコントロールすることが出来るというわけです。
一呼吸置いたり、ため息をついたり、深く息を出したりなどのやり方によって、副交感神経が活発になり、内臓の働きが促進されます。
腹式呼吸をやってみよう!
横隔膜を使う腹式呼吸をやってみましょう!
まずは背筋を伸ばしてリラックスして下さい。
立ちながらでも、仰向けで寝てやってもOKです!
注意点として、息を吐き始める前に息を吸いすぎないようにしましょう。
あくまで楽にした状態から、息を吐ききることに焦点を当てて行います。
まずは、口で息をゆっくりフーっと最後まで吐いていきましょう。
すると、徐々にお腹が凹んでいき、緊張していきます。
「吐くときに腹をへこませ、吸うときに腹を膨らませる」という要領でおこないます。
時間の目安は、10~20分程度で十分です。
特に「ゆっくり吐くこと」に意識を集中する事がポイントです。
「悪いエネルギーを吐き出して、良いエネルギーを取り入れる」とイメージして呼吸すると効果的です!
慣れてきたら上級腹式呼吸法にチャレンジ!
「8秒で吐いて、4秒で吸って、7秒止める」
呼気・吸気・保持を8:4:7で行うと更に効果が高まります!
基本的に、呼気は口から、吸気は鼻からの要領で行って下さい!
(注意)苦しい場合は、ムリしないで下さい。
※仰向けで腰が痛い方はコチラ↓
まとめ
当院では、横隔膜の調整、内臓の調整も行っています。
どこに行っても改善しない、痛みでお悩みの方は当院にお任せください!
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