ストレッチで腰痛は改善するの??
私たちの身体は、ずっと同じ姿勢でいるようには作られていないので
椅子に長時間座っていたりすると、筋肉がこわばってしまい、腰痛や肩こりといった慢性の症状になりがちです。
そんな時に、ストレッチは手軽に行えるし、こわばった身体を伸ばしてあげると気持ちがいいものです。
しかし、何でもかんでもストレッチをすればいいというわけではありません。
症状によっては、悪化したりする場合もあるので、正しい知識を覚えてください!
静的ストレッチと動的ストレッチ
ストレッチには大きく分けて、静的ストレッチと動的ストレッチの2つがあります。
まずは、この2つのストレッチの違いを説明します。
静的ストレッチ(スタティックストレッチ)
これは関節を動かさないで行うストレッチです。
一般的に行われているストレッチは、静的ストレッチです。
足を伸ばして座って、身体を前に倒して行うようなストレッチをイメージして下さい。
静的ストレッチを行う際のポイント
・反動を使わない
・伸びている感じがすれば、そこで止める
・呼吸を乱さないで行う
・20~30秒でOK
・自分が「気持ちがいい」と思う感覚に従う
静的ストレッチは、リラックス効果の高いストレッチなので、主に運動後に行うといいでしょう!
動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ・バリスティックストレッチ)
動的ストレッチは関節を動かして行うストレッチです。
ラジオ体操をイメージしてもらうといいでしょう。
関節をあらゆる方向に動かして、関節可動域を拡げる効果があります。
動的ストレッチを行う際のポイント
・身体がしっかり温まった状態で行う
・無理な反動はつけない
・痛みを感じる動作はしない
・関節の動きをつけるように行う
動的ストレッチは、パフォーマンスを上げるためのストレッチなので、運動前に行うといいでしょう!
ストレッチは腰痛改善に効果があるのか?
腰痛といっても筋肉のコリ、関節の歪み、内臓のズレ、精神的な要素、などなど色んな原因があります。
もちろん、いま挙げたものが複合している場合の方が多いので、ストレッチだけで改善するのは難しいでしょう。
筋肉のコリに対してはストレッチは有効だと思いがちですが、実は、ストレッチでは筋肉のコリは解消出来ません!
だから、関節の歪みに対しても、軽度の歪みにはストレッチで調整は可能ですが
筋肉のコリが残ったままだと、基本的にすぐに歪みは戻ってしまうので、持続的な効果は期待できないでしょう。
ストレッチの注意点は、自分の身体を把握してから行わないと、歪みを増悪してしまうことも充分にあるという点です。
例えば、反り腰の方が、更に腰を反らすようなことをしたり、骨盤にある仙腸関節の問題で起きている腰痛なのに、股関節を開くようなストレッチをしてしまうと悪化を招くこともあるので、充分に気をつけましょう!
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ストレッチの効果的な使い方
先に挙げた、静的ストレッチや動的ストレッチは運動の前後に正しく行うとパフォーマンスの向上やケガの予防に繋がります。
また、入浴後に行えば、リラックス効果もあって、自律神経や疲労回復に効果があるでしょう。
腰痛や肩こりなどの慢性の症状に対しては、ほとんどの場合、ストレッチはその場しのぎにしかならないですが
筋肉のコリや関節の歪みは整体治療で整えてから、ストレッチを行うことで
症状の改善に要する時間が劇的に短縮したり、身体の整ったバランスのいい状態をキープ出来るというデータがあります。
ですから、当院では毎回、施術後には次回までのストレッチ等の宿題を出させていただいています!
どこに行っても改善しない腰の痛みでお悩みの方は、当院にお任せください!
エフカイ整体院 院長 茆原陽志
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