まさか背中の痛みに〇〇が影響してたなんて・・・
ぎっくり腰ならぬ”ぎっくり背中”
ぎっくり腰は聞き慣れていると思いますが、”ぎっくり背中”は聞いたことがありますか?
ふとした際に、”ギクッ”となって、激しい痛みが背中に現れる急性の背部痛のことです。
そのまんまですね(笑)
そんな”ぎっくり背中”でお悩みのKさんが来院されました。
シップでは治りません
5日前に身体を捻った際に背中に痛みが走ったそうで、自宅にあったシップを貼ってしのいでいたとの事でした。
動作を診てみると、身体を捻る動作(回旋)と反らす動作(後屈)で痛みが背部に出ていて
車の運転をしていても、痛みが出るので、お仕事で車に乗ることが多いので、困っておられました。
検査
検査をしていくと、Kさんの”ぎっくり背中”の痛みの原因が解ってきました。
やはり数カ所から影響が出ていましたが、その中で、背中から離れた意外な所も影響していました。
それは・・・
アキレス腱です。
みなさん聞いたことはあると思いますが、アキレス腱はふくらはぎの下にあります。
Kさんの立った姿勢を診てみると、つま先に荷重が乗っている状態でした。
この様なバランスでいると、身体が前に倒れこまないように、後ろ側の筋肉が過剰に働き続けます。
そのような背景があって、Mさんのアキレス腱は異常に硬くなっていました。
アキレス腱を緩めていくと・・・
アキレス腱が背部の痛みに影響しているのは検査の段階で解っていたので
あとは、アキレス腱を施術で緩めていくと
身体を反らす動作は、ほとんど痛みが無くなりました。
背中の痛みに、なぜこんなに離れた部位が影響するのか?
当院では”筋膜のつながり”を使って治療を行っているので
離れた場所から痛みを消失させることが出来ます。
↑この様に身体は全身、筋膜で繋がっています。
筋膜に硬さができてしまうことで、筋膜の滑走不全が起こり
硬くなった所から離れた場所に痛みを出してしまうのです。
だから、痛みがでている背中をマッサージしたり、電気をあてたりシップを貼っても治らないのです。
ぎっくり背中は筋疲労で起こる
ぎっくり背中は、ぎっくり腰と同様に全身の筋疲労で起こります。
ですから、適切な治療をすると早期に回復しますが
痛み止めを飲んで痛みを感じないようなかたちで放置していると
どんどん重症化して何度も繰り返してしまう可能性があるので、しっかり治療をしましょう!
※慢性的な背中の痛みでお悩みの方はコチラ↓
まとめ
どこに行っても改善しない背中の痛みでお悩みの方は、是非当院にご相談ください。
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