首の痛みと手のシビレが6年間続いていたサーファーの治療
首の痛み、手のシビレで来院
40代男性の患者様のMさんが来院しました。
Mさんは筋金入りのサーファーで、過去に連続5日間で50時間サーフィンをした挙句
6日目にサーフィン中に”ぎっくり腰”をしたことがあるという鉄人です。
今回は、首の痛みと左手のシビレが酷くなってきたとの事でした。
問診すると、なんと6年前から症状があったようですが、治療をしないで我慢していたみたいです。
シビレは、ほぼ24時間ある状態
シビレは、ほぼ24時間ある状態でしたので
リスク管理をしながら検査を進めてみると
数カ所の筋肉と関節に対してシビレの変化がみられました。
やはり、6年間もの間、放置していただけのことはあって
相当、バランスが崩れて、筋膜もいたるところに滑走不全がみられました。
原因を見つけたら緩めるのみ
ちょっと意外なトコからもシビレが出ていました。
それは症状の出ている左側ではなく右側の肩の裏の小円筋という筋肉でした。
小円筋
この筋肉は小さい筋肉ですがとても重要な筋肉です。
なぜ重要かというと、この筋肉が固いために
首が痛くなったり、腰が痛くなったり、手足にシビレが出たりすることが多いからです。
※首の痛みで起こしがちな失敗はコチラ↓
なぜ左側でなく右側の小円筋だったのか・・?
シビレは左手にありましたが、なぜ、右側の小円筋を調整するとシビレが軽減したのか?
それは、筋膜の繋がりが左右であるからです。
だから患部と同じ側に原因があるとは限らないんです。
一般的に「右が悪ければ右を、左が悪ければ左を」治療すると思われがちですが
実はそんなことはなくて、一方が原因でバランスを崩し、逆側に症状が現れるケースは少なくないです。
↓首の痛みでお悩みの方、ご参照してください。
シビレは消失
施術後はシビレは、ほぼ消失しましたが、首の痛みはまだ残ってしまいました。
6年間の症状は、やはり根が深いと感じました。
Mさんにはサーフィンは、ほどほどにして、しっかり治療をするようにお伝えさせていただきましたが
しっかり守っていただけるかが心配です・・・(汗)
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まとめ
筋膜は全身を覆っているので、当然、左右でも繋がりがあります。
そういったことも考慮して、身体全体を診ていかなければ原因はみつけることができない。
どこに行っても改善しない症状でお悩みの方は当院までご相談してください。
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