【原因】腰痛に最も影響のある仙腸関節とは?
国民病と言われる腰痛ですが、その腰痛に最も関わりの深い関節である『仙腸関節』について解説していきます。
腰痛でお悩みの方は、病院(整形外科)や整骨院で『仙腸関節』にアプローチする』施術を受けられた方も多いはずです。
この記事で仙腸関節の理解を深め、腰痛改善への足がかりにしていただけると幸いです。
骨盤は人体の土台
家を建築する時に、まず基礎という土台から立てていきます。
この土台が傾いていると、いくら立派な柱を立てても家は歪んだ不安定な状態になってしまいますよね。
ニュースで手抜き工事で傾いたマンションが取り上げられていたのも記憶にあたらしいかと思いますが、何にしても土台が重要だということです。
人の体に置き換えてみると、骨盤が土台にあたります。
骨盤が歪んでいていると、重力に抗して何とかバランスを保とうとして、筋肉や関節に常に負担をかけている状態になり続けます。
土台というと動きのないイメージを持たれるかもしれませんが、人間の土台にあたる骨盤には関節があり、わずか数ミリですが可動性があり、その僅かな可動性が人体という神秘的なバランスを保つ役割を担っているのです。
仙腸関節
↑の赤丸の部分が仙腸関節と呼ばれる骨盤にある関節です。
骨盤が歪んでしまうと、この仙腸関節の動きに偏りが生じてきます。
その仙腸関節の動きの偏りは、仙骨の可動性の偏りにつながっていくことになり、それはやがて脳脊髄液循環まで低下させるはめになるのです。
一つの関節に偏りが現れ動きが悪くなると、その負担が他の関節まで波及していきますので、人体の土台にあたる仙腸関節は、できるだけ正常な状態で維持しておくことが求めらます。
※参考記事:『【腰痛】腰が抜けるような痛みの原因とは?』
仙腸関節が歪むことで
ここまでの内容で気がついた方もいると思いますが、仙腸関節が歪むことで腰痛だけでなく、首の痛み、肩こり、膝の痛み、自律神経症状などにもなりえます。
背骨や頭蓋骨を支えている仙腸関節が数ミリおかしくなれば、その影響が頭蓋骨にいくまでには数センチの歪みとして反映されてしまうからです。
しかし、逆に考えれば、仙腸関節や仙骨といった人体の土台を正確に診断、調整することができれば、様々な症状の改善に導くことができるのです。
仙腸関節は常に歪みがなく、自由で動きがある状態が理想的なのです。
※参考記事:『腰痛にAKA博田法』
仙腸関節のまとめ
このような重要な仙腸関節ですから、どこの治療院でもアプローチしていると思います。
注意点としましては、仙腸関節への刺激が強すぎたり、無理に触ってしまうと症状が悪化してしまう事も少なくないシビアな関節なのです。
仙腸関節のような中枢へのアプローチはソフトで低刺激であることが理想です。そうでないと逆に防衛反応が働き、結果は思わしくない方向に向かってしまいます。
当院は子供から高齢者まで安全に受けられる低刺激な調整法で施術しております。
どこに行っても改善しない腰の痛みでお悩みの方は、当院にお任せください!
☆3ヶ月以上、坐骨神経痛が続いている方はコチラ↓の記事もご参考ください。
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