【坐骨神経痛】正しい治療と間違った治療の判断基準はコレです! ~前編~
街を見回せば病院や接骨院、鍼灸、マッサージ等の看板が溢れています。腰痛や肩こり、あるいはその他の体の不調があった場合に、「どこに行ったらいいのかわからなかった」といったことを伺うことが非常に多いので、体の不調を表面的にだけでなく根本から解消していくために、本当に正しい治療を受けて欲しいと日々感じています。そこで今回は、みなさんが”どういった治療が本当に正しい治療なのか”また、正しくない”間違った治療”とはどういうものなのかについてを、前編後編の2回に分けて説明していきたいと思います。特に脊柱管狭窄症や坐骨神経痛といった何年も改善しない症状が続いている方には参考になると思います。
人はどうしたら治るのか?
〇〇療法、〇〇整体といった治療法が世の中には有り余るほどあります。私もその全てを理解しているわけではないので、〇〇治療が良くて〇〇法が良くないなどというつもりはありません。そんなことよりも、考えてみていただきたいのは、我々、”人はどうしたら治るのか?”ということについてです。これを理解していないと、薬をやたらめったら飲み続けてしまったり、いたずらに通院が長引く間違った治療を受け続け、挙げく体を壊すことにもなりかねない部分になるので注意して下さい。
治るメカニズム
まず最初に体が治るメカニズムについて考えてみます。例えば、風邪にかかった場合、風邪薬にお世話になった事がある人が多いと思いますが、薬というのは症状を抑える効果はありますが、薬によって風邪の細菌やウイルスを体から排出し、症状の根本を治しているわけではありません。症状として、体温を上昇させ、鼻水や咳によって体内に増殖した細菌やウイルスを排出し、根本から風邪を完治させているのは、薬ではなく自身の免疫機構であり、本来持ち合わせているあなたの自然治癒力です。これは風邪や重度の病気に限ったことではなく、ほんの些細な肩こりや腰痛でも同じことだといえます。あらゆる症状を完治させているのは、薬や何がしかの治療法ではなく、自分自身の治癒力なのです。つまり、治療後に治癒するための回復力が高まっていなければ正しい治療とはいえないのです。
治療後の回復力について
では、治療後に回復力が高まると、体はどういった変化をしていくのでしょうか?正しい治療と間違った治療とを見分ける際の判断基準になると思います。
正しい治療を受けた直後
頭がスッキリする
脳の血行や脳脊髄液の循環がスムーズになることで、脳がクリアになり頭が軽くスッキリします。
視力が向上し視界が開ける
脳の状態が良くなることで、脳神経の1つである視神経が正常な機能を取り戻します。
呼吸が深くなる
自律神経が正常になり、肺や横隔膜の機能が回復することで呼吸が楽に深く吸えるようになります。
姿勢がよくなる
脳だけでなく脊髄が機能することで、背骨の関節がしまり背筋が無理することなくピンとしていきます。
足腰が安定する
脳・脊髄といった中枢神経の働きが回復するので、神経に支配される筋肉の出力が高まります。
顔の血色がよくなる
血行がよくなるので、体が暖まりほんのりと発汗する。
この様に、正しい治療を受けると生命力と回復力を根本から取り戻し向上していくので、痛みなどの症状も早く確実に解消されていきます。覚えておいて欲しいのは、健康な体というのは、血行が良く、呼吸が深い状態だということです。
前編のまとめ
いかがだったでしょうか?前編はここまでですが、最も理解して頂きたいことは”治るためには自己の回復力を高めることにある”ということです。症状は治るために必要なので、症状を消すことを優先にした治療をしていると、逆に回復力が低下して慢性的な症状になってしまいます。次回の後編では、間違った治療を受けた後の特徴について説明していきます。そちらも合わせてご覧ください。
最新記事 by エフカイ整体院 院長 茆原陽志 (全て見る)
- 手根管症候群の改善例 - 2023年6月2日
- 波動調整法って知ってますか? - 2023年5月31日
- 胃痛・胸焼け・逆流性食道炎でお悩みですか? - 2022年11月15日
- 湿布薬にご用心! - 2022年3月2日