腎臓が腰痛を引き起こす理由とは?
腰痛になる割合
わが国の腰痛生涯有病率は83%であり、腰痛で社会活動を休んだ経験がある方は25%にものぼります。また、慢性疼痛保持者の中でも、腰痛が占める割合は58.6%という数字が表しているぐらい多くの方が腰痛で悩んでいるのが現状だといえます。
腰痛の原因
このブログを読まれている方でしたら理解されているかもしれませんが、腰痛の原因というのは様々であり、筋筋膜のコリ、頭蓋骨を含む骨格の歪み、内臓の疲労などが必ず関係しています。近年、「精神的なストレスによって腰痛になる」と言われることもありますが、ある問題に対してストレスとしてとらえてしまう脳の状態によって、身体の回復機能が発揮されなくなり、慢性的な痛みを抱えてしまっているケースも少なくありません。ストレスだけでなく、現代の粗悪な生活習慣の影響により、内臓に問題が起きて腰痛になる方が非常に多くなっています。そこで今回は、腰痛に深く関与する腎臓について説明していきます。
腎臓の変位
腰痛になったことがある方のなかでは「背骨や骨盤が歪んでいる」と、医療機関で言われた経験がある方もいると思います。骨格だけでなく内臓も何らかの問題が生じると、変位といわれる正常な位置から逸脱した状態、もしくは、異常な可動性に偏りが出てしまう状態になります。腎臓が異常を起こしてしまうと、内旋または外旋に動きが偏ったり、位置が下方にズレてしまいます。
なぜ腎臓が腰痛と関係するのか?
各内臓にも、それぞれ関連する筋肉というのが存在します。それが、腎臓の場合ですと大腰筋に該当します。大腰筋というのは字の如く、腰椎から股関節まで覆う大きな筋肉なの、で腰痛の際にはとても重要な筋肉といえます。もし腎臓に問題があれば大腰筋は力が入りずらく筋力が弱くなってしまいます。これは大腰筋の筋力検査をすれば一目瞭然です。それによって腰椎や骨盤、股関節の支持性が失われ、バランスが崩れてしまいます。腰痛にはこの様な背景があることが少なくないのです。
腰痛でお悩みの方は
適切な診断と検査で原因を特定しなければ、どんな症状でも改善は望めません。腎臓が問題をおこしている腰痛であれば、当然ですが大腰筋の調整をしても効果は一時的なものになり、根本的な回復には至りません。身体には優位性があり、症状に影響している、よりメジャーな方を調整する必要があります。本当の原因になっているメジャーポイントを見つけ出し、正確に調整することが回復力を最大限引き上げられることになります。
どこに行っても改善しない腰痛でお悩みの方は、当院にご相談して下さい!
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